霊園,墓地を選ぶ前に

霊園や墓地を決める前に必ず確認しましょう!……何をかって?それはそれぞれの霊園や墓地の 規定です。  折角、それぞれの霊園・墓地の情報を集めて、実際に見て回って、これだっという霊園・墓地を決めても規定が合わずにお墓を建立できないっということになるとまたやり直しです! 下記に調べておいた方がいいと思う霊園や墓地の規定を挙げました!

・宗教や宗派の制限

 特に寺院墓地霊園の場合に気をつけましょう!寺院墓地霊園はその殆どが、その寺院の檀家や信徒に なることが前提となりますから、他宗派や他宗教ではお墓を建立できないことが殆どです。 民営の墓地霊園でも経営主によっては宗教や宗派を制限している場合があるので、確認を忘れずに!  公営の墓地霊園では宗教・宗派は問題ないようです。

・納骨するための遺骨の有無

 公営の墓地霊園では、納骨するための遺骨がない場合に使用権を得る資格が得られない場合があります。 つまり、公営の墓地霊園の場合には納骨できる遺骨がないと公営の墓地霊園にお墓を建立できないことがあります。民営や寺院の墓地霊園は遺骨の有無は殆ど関係ないそうです。

・お墓の形状指定

 墓地霊園によっては高さに制限がある場合やお墓の形も決まっている場合がありますので、必ず規定を 確認しましょう。

・使用権獲得からお墓を建立するまでの期間

 墓地・霊園の使用権を獲得してから、いつまでにお墓を建立しなさいっと規定で決まっている場合があります。それまでにその墓地・霊園にお墓を建立しない場合に使用権が消えてしまうことがあります。  すぐにお墓を建立しない場合は必ずしっかり確認しておきましょう。

・墓地,霊園の指定する墓石・石材店

 民営、又は寺院の経営する墓地霊園には大体指定の墓石・石材店があります。始めから決めている墓石・石材店がある場合は気をつけましょう。また、一つの墓地霊園に複数の墓石・石材店が指定されている場合もありますので、よく比べてみてお墓の建立を依頼しましょう。

・墓地,霊園の管理料の納め方

 墓地霊園はそこを管理してもらう為の管理料が必要になります。大体は1年分をまとめて納めるのが普通ですが、何年か分を一括で前納という場合もあるようなので、ご確認ください。

・墓地,霊園の使用権取り消しについて

 管理料を支払われない、永代使用料を何年か滞納した場合など墓地霊園の利用規定を守らない場合に墓地霊園の使用権を取り消しになる場合があります。また、使用権を破棄しなければならなくなった場合(墓守がいない場合等)などについても規定があったりしますので、それもご確認された方がよいでしょう。  因みに墓地霊園の使用権を破棄(又は取り消された場合)された場合の お墓の解体費用はお墓の持ち主が支払わなければならないので、 ご注意ください。