お墓参りについて

お墓参りに持っていくもの

 
  1. ほうき
  2. ブラシ
  3. 布きん
  4. ゴミ袋
  5. ろうそく
  6. 線香
  7. ライター(マッチなど)
  8. お供え物(お花など)

水場からお墓まで多少距離がある場合は長めの ホースを用意されるとお墓のお掃除が少し楽に なります。


これらが一般的だと思います。 墓地,霊園には基本的に手桶と柄杓が水場の近くに おいてあるはずなので、バケツは持っていかなくても 大丈夫だと思います。(墓地,霊園でご確認ください)


 寺院の管理する墓地,霊園の場合はご住職様に挨拶を しておいた方がいいと思います。

一.お墓参り……の前に

 

 お墓の前でお祈りする前にお墓掃除を行いましょう。 野ざらしになっている状態なので結構汚れています。 お掃除をすることでお墓を長持ちさせることもできますし、 何よりご先祖様への立派な供養の仕方の一つだと思います。


 まず、ほうきで枯れ葉などの大きなゴミを取り除きます。 そして、濡らした布きんでお墓を拭きます。この作業が大変で 水を使うので足を滑らせて転ばないように気をつけてください。 また、濡らした布きんなどで墓石を拭く際には、文字が彫られて いる部分にはかなり気をつけてください。細かく彫ってある 場合ですと、欠けてしまう場合がありますし、金箔が貼って あったり、朱色などに色を塗ってある場合には剥がれることが あります。


 墓石に使われている御影石は年に数回、丁寧に掃除することで 水アカが着くのを防ぎ、長いこと艶を保つことが出来ます。


 あまり硬いタワシでこすると墓石の艶がなくなりますので、 角などのコケなどを取るときに手加減してこすってください。


 また、墓石に洗剤を使うと墓石の劣化の原因になるので、 使わずに水のみで洗って、布きんで拭くようにしてください。


 時々、生前お酒が好きだったからとお墓にお酒をかける方が いらっしゃるようですが、お勧めできません。もし、お酒を お墓にかけるなら、お酒をかけた後にしっかり水で洗い流し ましょう。

二.お墓参り

 お墓のお掃除がやっと済んだら、お花やお供物を供えて、 ろうそくに火をともして線香に火をつけます。それから 墓前で手を合わせます。お参りがすんだら、火の始末をして お花以外のお供物やお掃除後のゴミを持ち帰ります。


 ろうそくはかなり残っていても、持ち帰った方がよいと 思います。そのまま立てっ放しにしておくと、特に夏は 自然の熱でロウが溶けて、倒れて、その場でロウが溶け出し、 墓石にシミを残します。専門の業者に依頼しなければ除去 できませんので、そうならないように使用したろうそくは そのままにせずに持ち帰った方がいいです。


※宗教・宗派によってはお墓参りの際に、まずお水をかける 場合があるようです。

三.お墓参りをする時期

 お墓参りに行くときは大体が、命日・お盆・お彼岸でしょう。 しかし、お墓参りの時期は決まってはいません。何らかの事情が あって時期をずらしてお墓参りに行くこともモチロン可能です。 年中行事(命日・お盆・お彼岸)をずらすときは後の方に日程を ずらすのではなく、早めにずらすようにした方がよいでしょう。  なぜかというと、他の方々一斉に自分のお墓をお掃除して キレイになっているのに、あなたのお墓だけ日程を後にずらした 為に汚れたままだったら……ご先祖様がかわいそうですもんね。


 何かお祝い事があったとき、例えば結婚や出産、受験合格など、 にもご先祖様にも報告しながら、お墓参りを行いましょう。 きっとご先祖様も一緒になって喜んでくれるはずです。


 お墓参りとはご先祖様と会って、ご先祖様と直接心を通わせる ことだと、私は個人的ながら思っています。普段は近くを通った ときにでも、顔を見せるだけで充分な供養になると思います。


 あまり難しく考えずに決まった日以外にも顔をだして みると結構気持ちが晴れ晴れとします。